ルール設定では、ウォレット同期や取引登録で取り込まれた取引に対して、取引タイプ・勘定科目・税区分を自動で設定できます。毎回同じ条件で分類している取引がある場合は、ルールを作成しておくと確認作業を減らせます。
ルール設定画面でできること
サイドメニューの「設定」から「ルール設定」を開きます。画面には「仕訳」と「取引タイプ」の2つのタブがあります。
| タブ | できること | 主な用途 |
|---|---|---|
| 仕訳 | 条件に一致した取引へ勘定科目・税区分を設定する、または仕訳不要にする | 特定の送金先への支払いを指定科目にする、少額手数料を仕訳不要にする |
| 取引タイプ | 条件に一致した取引の取引タイプを変更する | 特定コントラクトの受取を報酬にする、特定関数の取引を別タイプにする |
仕訳ルールを作成する
仕訳ルールは、条件に一致した取引へ会計処理に必要な情報を自動設定するためのルールです。
作成手順
- 「仕訳」タブを開きます。
- 新規作成ボタンをクリックします。
- ルール名、優先度、有効/無効を設定します。
- 条件を追加します。
- 処理内容を選択します。
- 内容を確認して保存します。
設定できる主な条件
仕訳ルールでは、以下のような条件を組み合わせて対象取引を絞り込めます。
- 取引タイプ
- チェーン
- ウォレット
- 送信元または送信先アドレス
- トークン
- 取引数量
- 日本円換算額
条件を複数設定した場合は、すべての条件に一致した取引が対象になります。
処理内容
仕訳ルールでは、次のどちらかの処理を選択します。
| 処理 | 内容 |
|---|---|
| 勘定科目を設定 | 指定した勘定科目を取引に設定します。必要に応じて税区分も指定できます。 |
| 仕訳不要にする | 条件に一致した取引を仕訳不要として扱います。 |
取引タイプルールを作成する
取引タイプルールは、条件に一致した取引の取引タイプを自動で変更するためのルールです。
作成手順
- 「取引タイプ」タブを開きます。
- 新規作成ボタンをクリックします。
- ルール名、優先度、有効/無効を設定します。
- 条件を追加します。
- 変更後の取引タイプを選択します。
- 内容を確認して保存します。
設定できる主な条件
取引タイプルールでは、仕訳ルールと同様の条件に加えて、入出金の向きや関数名など、取引タイプ判定に関係する条件を設定できます。
- 現在の取引タイプ
- チェーン
- ウォレット
- 送信元または送信先アドレス
- トークン
- 取引数量
- 日本円換算額
- 入出金の向き
- 関数名
取引タイプそのものの意味や分類方法は、取引タイプの理解と分類方法をご確認ください。
優先度の考え方
複数のルールに一致した場合は、優先度の数値が大きいルールから適用されます。
たとえば、広い条件のルールと例外用のルールを両方作成する場合は、例外用のルールに高い優先度を設定します。
| 例 | 優先度 |
|---|---|
| 全ウォレット共通の手数料ルール | 100 |
| 特定ウォレットだけ別科目にする手数料ルール | 200 |
新規作成時の優先度は、既存ルールより後から評価しやすい値が自動入力されます。必要に応じて変更してください。
有効・無効を切り替える
一時的に使わないルールは、削除せずに無効化できます。無効化したルールは保存されたまま残りますが、新しく取り込まれる取引には適用されません。
ルールの条件や処理内容を変更した場合は、変更後に取り込まれる取引へ新しい内容が反映されます。すでに確認済みの取引を変更したい場合は、取引管理画面で内容を確認してください。
SYSTEMルールについて
RIKYUが標準で用意しているルールは、ルール種別が「SYSTEM」と表示される場合があります。SYSTEMルールは、RIKYUの基本的な自動分類を補助するためのルールです。
自社の運用に合わせて追加で設定したい場合は、通常のルールを作成してください。
適用済みルールを確認する
取引管理画面では、取引行に「自動登録ルール適用済み」のアイコンが表示される場合があります。このアイコンにカーソルを合わせると、適用された仕訳ルールまたは取引タイプルールを確認できます。
表示された「仕訳ルールを確認」「取引タイプルールを確認」をクリックすると、ルール設定画面の該当タブと該当ルールへ移動できます。どのルールによって取引が分類されたかを確認したいときに使用してください。
よくある質問
Q: ルールはいつ適用されますか?
A: 主にウォレット同期やCSV/APIによる取引登録など、取引がRIKYUに取り込まれるタイミングで適用されます。既存取引を一括で再分類する操作ではないため、作成前に取り込まれた取引は取引管理画面で確認してください。
Q: ルールを編集すると、過去の取引も変わりますか?
A: 通常は、ルール編集後に取り込まれる取引へ反映されます。すでに取り込まれている取引の内容を変更したい場合は、取引管理画面で取引タイプ、勘定科目、税区分を確認・編集してください。
Q: 条件に一致しているのに想定したルールが適用されません
A: ルールが有効になっているか、条件がすべて一致しているか、より高い優先度のルールが先に適用されていないかを確認してください。
Q: 勘定科目や税区分を手動で変更した取引はどうなりますか?
A: 手動で確認・変更した取引は、取引管理画面上の値を確認しながら運用してください。仕訳出力済みの取引は直接編集できないため、必要に応じて未処理に戻してから確認します。